2017年5月14日日曜日

Pipoli Aglianico del Vulture 2014

生産者/Vigneti del Vulture
エリア/Basilicata, Italia
品種/Aglianico 100%
ランク/D.O.C.
輸入元/(株)稲葉
購入元/一里屋
価格/¥1,900円


知人に「美味いよ」と教えられて、近くの酒屋さんで購入。
イタリア系、最近、変わってきた。
これも期待していいのか?

冷蔵庫で2時間ほど冷やしてから抜染。
色、濃いルビー色。
エッジぎりぎりまで濃いです。
香り、抜染してすぐに赤い実のジャムっぽさ。
大きくくゆらすと、フローラルな香りも出てくる。
味も、香りを膨らませるような甘さがある。
タンニンは結構強いと思うのだが、酸味が下支えしているので嫌味がない。
色のように、味も濃い。
色、香り、味に一体感があっていい。
どのように変わってくれるのでしょうか?

30分後。
樽香が立ち上がってきた。
ベリー系のジャムの香りもグイグイ出てきている。
味は、香りのイメージ通りの甘さが立ち上がってきた。
が、酸味がさらりと後押ししてイメージはフレッシュ。
そして、タンニンが長い余韻を残してくれている感じ。
実に、凝縮感、強し!

1時間後。
ジャミーな香りは控えめになって、樽の香りが第一印象に。
樽香を追って、若干のスパイシーさも。
なぜか、豆? コーヒーを炒った香りも(笑)。
味は、酸味と甘みが結合してカラメルになったような感じに(笑)。
タンニンも角がとれてまろやかに。
でも、結構強くて、歯に色素が残りそう(笑)。
味の要素の一体感が素晴らしい!
しかも、非常に濃い。
もちろん料理もあったほうがいいけど、ワインだけでも私は十分いける。

総じて・・・
凝縮されて、ギュッと固めて三位一体になったワイン。
酸味、甘み、タンニンのバランスが非常によい。
かつ、色、香りを裏切らない味で、イメージがどんどん広がっていく。
これで¥2000いかないなら、非常にコスパいいです。
確かにフルボディ。
あたりは柔らかい紳士だけど、実はガチムチの肉体派だったって感じ(*^^*)

2017年4月30日日曜日

CASA CASTILLO 2014 Monastrell

生産者/Propiedad Viticola Casa Castillo
エリア/Jumilla, Spain
品種/Monastrell 100%
ランク/D.O.
輸入元/(株)稲葉
購入元/一里屋
価格/¥1,940円


シラーを買いに近所の酒屋に入ったら、これはどうだ? とモナストレルを薦められた。
久しぶりのモナストレルもいいな、と購入。


冷蔵庫で冷やしてから抜栓。
色は濃いルビー色。
エッジが少々オレンジがかっていて、ガーネット系の色も帯びている。
香りは、冷えているせいか立ち上がり弱し。
若干、胡椒のようなスパイス感と、追ってジャムのような甘い香りが薄く。
思いっきりくゆらせるとフローラルな香りもわずかだが出てくる。
味の第一印象はフレッシュ。
モナストレルらしい酸味が効いた、実に溌剌とした味だ。
タンニンも感じるが、まだ硬いかな。
余韻も短い。
酸味もぼっちで、ちょっと寂し気だ。
少し温度が上がるのを待とう。

30分後。
香りにジャムっぽさが強くなってきた。
薄くトーストの香りも。
口に含むと、やはりフレッシュ。
が! 喉元からジャムの甘さが押し返してくる感じがある(笑)
一瞬のことだが、ちょっと甘いニュアンスを残して、喉元に香ばしさが広がる。
焦がしカラメルのような香ばしさ。
タンニンも思わせぶりだが、まだ硬い。
酸味がしっかり活きているのでスルスル飲める。
甘さもまだ控えめという感じなので、さらに時間を追うことに。

1時間後。
樽の香りとジャムっぽさが全開。
味は大変にバランスよろし。
甘さがもっと強くでるかと思ったが、決して強くなく控えめ。
酸味は1時間経っても活き活きしているのでさらさらと飲める。
だけど水っぽく感じないのは、タンニンがしっかり底上げしているから。
香ばしい甘さも、余韻でしっかりいい仕事してくれてる。


総じて...
時間はかかったものの、非常にバランスよく飲めるワイン。
タンニンと甘みの開きが遅かったけど、酸味は安定してフレッシュ感を出してくれる。
最近、甘みに転がる系のワインが多いけど、ダレない締まった甘み。
おそらく料理も選ばず、たんぱくなチーズも軽い肉料理もOKだと思う。
そつがない優等生ワインです。
あえて言うなら、香りが弱いかな。
酸味に絡む香ばしい甘さの余韻を舌の上で転がして楽しめるワインでした。


翌日。
気が抜けてしまった・・・。
酸味だけがぼんやり走っている感じ。
適温から上がるとダレた味に。
案外、短命でした。
パーティなどで飲むにはいいと思う。

2017年4月9日日曜日

I MURI Negroamaro 2014

生産者/Vigneti del Salento
エリア/Puglia, Italia
品種/Negroamaro 100%
ランク/IGP
輸入元/(株)稲葉
購入元/一里屋
価格/¥1,600円


家族マターと自分の健康とでいろいろあって、久しぶりの更新。
ラベルのトカゲ(足跡まである!)が可愛くて、近くの酒屋さんでジャケ買い。
裏ラベルには「フルボディ」とある。
店主曰く、自然派農法でフルボディだが重たさを感じさせない軽い口当たりだと。

一度、冷蔵庫で少し温度を抑えてから抜栓。
色は紫がかったルビー色。濃い。
香りはまず樽香、甘さがあるジャムの感じ。
グラスをくゆらすと、少しハッカのようなすっとする香りもある。
一口。
あ、店主の「軽い口当たり」というのが分かった。
酸味が活き活きとしていて、重たさを感じさせないのだね。
丁寧に処理されているが、ネグロアマーロだから結構タンニンはしっかりしている。
ふわっと甘さを感じさせるが、酸味の軽やかさでスルリと飲んでしまう。
え、今の何? 待って待って~!
と思っていると、ビターチョコっぽさのあるタンニンがじわっと広がる。
そんな感じだ。
さて、この後はどのように展開していくんだろう?

30分後。
樽香は薄くなり、反してジャムっぽさが増してきた。
味にも甘みが強くなってきた。カラメルのような香ばしい甘味。
でもスッキリしているのでカシスっぽくもある。
酸味は衰えず、ぐいっと安定した底上げ感と若々しさがある。
タンニンもしっかりしているが、口当たりが軽い。
塩気のあるチーズなどを合わせてもいいかな。

1時間後。
ムムム! 大変スパイシーな香りが立ち始めた。
温度の変化からかな?
出来立てのヒノキ風呂? 日光杉並木の感じ? 生々しい植物の香り。
味は、まずはトロンとした甘さがやってくる。
相変わらず酸味がいい仕事をしてくれて、溌剌感が衰えない。
余韻は長くないが、タンニンが舌の上に鎮座して念仏を唱えながら消えていった。
ホント、そんな感じ(笑)。
口当たりが軽いわりに、1時間後に花開くので要注意でもあるな。

さらに1時間半。
酸味と甘みは相変わらず、溌剌、しっかり。
柔らかいタンニンが、結構、主張してきた。
余韻が長くなって、最後は玉露まじりの緑茶(笑)。

総じて、
がっつり肉料理などがなくても、手軽に楽しめるフルボディ。
カプレーゼに良質なオリーブオイルだけでもいけるようなフレンドリィなワイン。
軽やかさを「薄い」と感じる人もいるかもしれない。
でも、結構タンニンもあります。
爽やかに晴れた日に、軽いブランチとともにベランダでゆっくり飲みたいワインでした。