2015年7月17日金曜日

Mercedes Eguren Cabernet Sauvignon 2012

生産者/Bodegas Eguren S.A.
エリア/Rioja Alavesa
品種/Cabernet Sauvignon 100%
ランク/Vino de la Tierra Castilla
輸入元/(株)モトックス
購入元/ふじの(多摩区)
価格/¥1,250




近所の酒屋さんで、「ウナギに合う」とコピーがついていたワイン。
おそらく蒲焼など、濃いめの味に合わせてグーということだろう。
併せてフルボディ表示も購入のきっかけに。

さてさて、若干高めの温度にて抜栓直後。
一見、黒ブドウ? と思うほどに濃いオレンジ系の赤。
果実味たっぷりの香り。
グラスを傾けると、下のほうでスパイシーなピリピリとした香り。
上のほうで柔らかいフローラルな香りがする。
だが、鉛筆の芯のような香りが先に立つのは、きっとアルコール分だと思う。
ここまでわかるのは、リーデル・グラスのおかげね^^;
口に含んでみると、ジャムのような雰囲気。
酸味の活発さに押されながら、甘さがふわっと立ち上がる感じだ。

30分後。
ベリー系のジャムの香りがグラスいっぱいに。
テイストの余韻に香ばしさが出てくるようになった。
が、やはり高めの温度スタートのせいか、余韻に酸味が強く残り、しかも短い。
タンニンが強くないのも、許容温度を超えると酸味が躍り出てくる一因かも。
いったん冷やしてから再スタートとします。

1時間後。
冷やして再登場。
ベリー系ジャムの濃い香りの奥に、なめし皮のような香りが出てきた。
スパイス感もある。
ただ、抜栓直後ほど強くは香らない。
口に含むと、香ばしいロースト感があり、若木のフレッシュな苦々しさもある。
酸味はほどよく生き生きしていて、タンニンは強くない。
カベルネというよりは、テンプラニーリョの味に近い。
余韻は弱いが、酸味がロースト感を見送る感じ。


総じて、抜栓してからの時間が短くても立ち上がりよいワイン。
最初からふわっと甘く濃い果実味を思わせる。
はじけそうな若さと、若い勢いの力を感じるワイン。
これなら、確かに甘味を含んだたれ使用の蒲焼にも合うかな。
タンニンがそう強くないので、白焼きでもいけそうな感じ。

ただ残念なのは、味の複雑さに弱く、余韻が短い。
口が慣れてくると、だんだん水のような軽さを感じてしまうこと。
カベルネだと思って飲むと、溌剌とした酸味に拍子抜けする。
が、バランスは非常によいので、ブドウの出来次第でテイストが左右するのかも。
2012年は、コピー表示の「フルボディ」には届かない気がする。
瞬発ながらパンチもあり、食事との組み合わせの幅広さを考えれば、¥1000円台前半は悪くない。
バランスと、食事との応用力にコスパを見つけるという感じかと思います。

【追記】
3時間後。
余韻の短さは変わらないが、香ばしさは衰えず。
低飛行ではあるが、落ちるという感じが見られない。
太く短くが真情のワインであるらしい。
これ、パーティなんかに向いてるかも。