2015年12月30日水曜日

Primum Bobal 2013

生産者/Vera de Estenas
エリア/Utiel Requena、Spain
品種/Bobal 100%
ランク/D.O.
輸入元/アズマコーポレーション
購入元/赤坂ワインストア エラベル
価格/¥1,814


正月用にいろいろ購入した際に、ラベルの目力に負けて、ついで買い。
ボバルという品種も飲みつけてなかったので、ボバル100%にも興味あり。
期待を込めて購入。

冷蔵庫で2日ほど冷やしておいたものを抜栓。
香り、あまりたたず。
うっすらベリー系の濃い香りがするも、そう立ち上がってこない。
色は深いルビー色。
味には、冷蔵庫の奥で固まったジャムのような感じ。
舌にとどまるタンニンもがさついた感じ。
なんだかきな臭い。
おばあちゃんのにおい(笑)。
とにかく冷え過ぎであろうから、しばらく待つことにしよう。
ちなみに、ラベルにはワインの説明の点字あり。ざらざらしている。

30分後。
まだ硬い感じ。
うっすら花のような香りがする。
フローラルというよりも、もう少し生々しく花粉のにおい。
そこにハーブのような香りも。
下手すると石鹸の香りにも近いので、嫌な人は嫌だろうな。
がさついていたタンニンが柔らかくなった気がする。
さらりとした感じはテンプラニーリョやガルナッチャという感じも。
この酸味の活かし方は、スペイン産の作り方によるものか?

1時間後。
花のような香りがふんわり。
でも、一緒に樟脳のにおいもするぞ(笑)
ラベルのごついの男性的なイメージで捉えていたが、初々しい乙女の雰囲気に。
香りには相変わらずハーブ系の植物の生々しさがあるが、これもまた乙女な感じ。
すっとした香りがありながら、同時にジャムのような甘いベリー系の香りもある。
香りだけでずっと楽しめそうなワイン。
味にもベリー系の感じがあるが、そう強くはない。
どちらかというと、活発、溌剌な酸味で飲む感じ。
ただ、タンニンもそこそこ主張し始めてきて、するっと流れるようにはいかない。
適度に舌にとどまって、植物系の余韻を残す。
日本酒じゃないのに、杉樽のような香りもある。
とても奇妙(笑)。
残念ながら、あまり美味しいとは思えない。
はっきり言って、変な味。
が、この樟脳のようなお薬系の香りがとても気になる。

これは、翌日に持ち越して味わいたい。
もしかしたら、味が激変するかもしれないし。
ちょっと食事に合わせるにも苦労する微妙な後味。
とっても強く個性を主張してくるワインだから、料理と喧嘩するかもしれないのよね。
なかなか馴染みづらいけど、でも気になるのよね~。
翌日まで見てダメならハズレを引いたであろうから、購入先のレビューにもその旨書こう。

2015年11月7日土曜日

Growers Gate Shiraz 2011

生産者/CCW Co-operative Limited
エリア/Colchagua Valley、Chile
品種/Shiraz100%
ランク/
輸入元/コルドンヴェール(株)
購入元/イオンネットスーパー
価格/¥1,058



骨折で酒屋に行けない。
でも、すぐ飲みたい(ホントは飲んじゃダメだけど)。
ということで、懲りずにネットスーパーに注文。
私の好きなシラーならば・・・と期待を込めて。


冷蔵庫で冷やして抜栓。
薄く樽の香り。
そして、アルコール分のマジックの香りとベリーの香り。
色はオレンジがかったルビー。
赤が強いガーネット系ともいえるだろうが、透明度がある。
口に含むと、果実味と活発な酸味。
酸味は活発だが、嫌味がない。
でも、シラーって感じじゃないね。
マルベックとか、今風に整えたテンプラニーリョって感じ。
飲み進めると、だんだんスパイシーな香りが出てくるので、変化を期待して待つ。

30分後。
カシスの香りが加わった。
シラーらしい胡椒の香りもぐいぐい立ち上がってきた。
いいぞ!
樽香は薄くなってきて、シナモンっぽい香りも追ってくる。
ただ、味にシラーのガツン系のスパイシーさはない。
パルミジャーノと合わせたら、塩気が効いたのか、ぐっと果実味を感じられた。
葡萄らしい甘みが爽やかに広がって余韻を残す。
まあ、要するに、普通のシラーよりも酸味が効いているということだな。
一つ驚くべきは、喉奥で、ビターチョコのようなサラサラ感がある!
酸味が尾を引きながら去っていく中、アレ? チョコ?? みたいな驚きがある。
これは高ポイントでしょ。

1時間後。
スパイシーな香りの中に、キャラメルのような甘い香りが若干追ってくる。
リーデルグラスだと、傾けたときの下で胡椒がピリピリ。
上のほうで酸味と一緒にキャラメルのような甘さがホワンという感じ。
口に含むと香ばしい苦みがある。
相変わらず酸味は活発で、シラーの重みはそれほど感じない。
さらっとしている。

1時間半後。
甘い香りがまるでジャムのようになってきた。
そして、樽香が復活。
ん? 若干、なめし皮のような生々しい香りもうすーーく出てきた。
温度が行き過ぎたのか、ちょっと酸味が強いな。
チョコ感は消えてしもた・・・。
余韻も酸味で、水っぽさも感じられる。
香りがあおるだけに、肩透かし食らった感じ。
ちょっと置きすぎたんだろうか。


結果、悪くはないワイン。
早飲みできる私なら「買い」かな。
ただ、2011年に関しては、ボトルにある「フルボディ」だとは思わなかった。
時間経過とともに、変化が楽しめるワインではある。
が、単一ではちょっと物足りなく、経過しすぎるとバランスが崩れてくるようだ。
他の年度を追い求めてみようかと思わせる含みあるんだが・・・。
個人的には、ガツンとシラーの力強さを感じさせるものがほしかったかな。
シラーのテイストが、裏支えの役割になっていたのがチト残念。
味を引き出す塩味とか、脂などを合わせると、個性がよくわかるワイン。
税抜¥1,000以下までだったら、「イオン、でかした!」って感じ。


追記
翌日は、酸味の強いワインになってしまい、香りもどんより。
抜栓当日、料理に合わせて早く空けてしまうのがいいみたいね。

2015年10月31日土曜日

Viu Manent Gran Reserva Malbec 2013

生産者/Viu Manent
エリア/Colchagua Valley、Chile
品種/Malbec100%
ランク/
輸入元/コルドンヴェール(株)
購入元/イオンネットスーパー
価格/¥1,382



骨折中。
それでも飲みたい。ワインが飲みたい。すぐ飲みたい。
ならばということで、当日到着のネットスーパーに初トライしてみた。
スーパーのワインに¥3,000は出す気がしない。
価格対効果に信用がおけない。
いろいろ見るうちに「フルボディ」の¥1,000台を発見し注文。

冷蔵庫で冷やしてから抜栓。
エッジに透明感があるものの、全体的には濃いルビー系の色。
まだ固いがプラムのようなダークベリー系の香りがする。
アルコール分か、鉛筆の芯のような香りも。
味は、まだ固いが、これからジャムっぽくなるだろうという予感の重み。
酸味もそれほど開いておらず、ただただするっといけてしまう。
ある意味、上善如水。
このサラサラ感をチョコレートというなら、違う。
ワインの本当のチョコ感は、もっとシルキーな細かい粒子が舌の上を転がっていくような感じだ。
でもボトル裏のコメントには「フルボディ」とあるし・・・。

30分後。
香りにカシスっぽい感じが出てきた。
マルベックでは、あまり感じたことないんだが・・・。
そして味は・・・ありり? 酸味が強く立ってきちゃったよ。
タンニンはほとんど感じないけど、このとげとげしい酸味の突っ走り方嫌だな。
マルベック好きとしては、溌剌とした果実味を楽しみたいところ。
もうちょっと様子見ましょう。

1時間後。
温度が上がって、開花し始めてきたかな?
香りにスパイシーさが加わってきた。
リーデルグラスを傾けると、下のほうで煮詰めたジャムとマジック(笑)の香り。
上のほうで、柔らかいプラムの香り。
相変わらずまずは酸味が我先にと出てくるのだが、少しとがり方が落ち着いてきた。
果実味らしい味もあるのだが、やっぱり酸味に押されて消えてしまう。
後味、単に酸っぱさだけ。
それに、これじゃフルボディじゃないだろ。

今日は寛容なので、酸味が落ち着くまでもう少し様子を見てみよう。

1時間30分後。
やっぱ酸味強すぎる。
香りはジャム系の甘みが出てきて果実味感が期待できるのに。
余韻には酸味が残るのだが、しばらくするとビターチョコの感じが湧き上がってくる。
オレンジピールと一緒にいただくビターチョコ、でも甘さ抜きって感じ。
コメントのダークチョコのアロマって、このことか??
でも、リーデルグラスだから、味の変化もわかった。
小ぶりのワイングラスだったら、単に酸っぱい酸化したワインと思われて終わりだろうな。

いろんな意味で、今一つなワインでした。
ストラクチャが見えそうで、しっかり見えてこない残念さ。
やっぱスーパーのワインって駄目か、という印象を残したのも残念。
ネット上では賛否両論で、良いという声も。
それを考慮すると、保管状態が悪かったということも考えられる。
となると、なおさらスーパーのワインはヤバイという気にもなるし・・・。
酸味好きな方には良いかもしれませんが、私が買ったものはフルボディではなかったです。

2015年9月28日月曜日

Goose Bump 2013

生産者/Feudo Arancio
エリア/Sicilia, Italia
品種/Nero d'Avola 50%, Syrah25%, Merlot25%
ランク/
輸入元/(株)モトックス
購入元/ふじの(多摩区)
価格/¥1,150


近所の酒屋にふらっと入って見つけたワイン。
店のキャッチの「フルボディ」惹かれて購入。
遅摘みブドウを、いったん陰干しして使ったというのも興味がある。


温度が良かったのか、抜栓直後から、あおるような香りがきた。
立ち上がりが素晴らしい。
まるでジャムのような濃厚な赤ベリー系の香り。
若干、スモーキーさも含んでいる。
口に含むと・・・果実味たっぷり!
香ばしい甘味が口いっぱいに広がる。
生きた酸味も活発。
甘味をべたつかせず、たるませず、非常に溌剌としている。
香りはスモーキーさが強くなってきて、追って胡椒のスパイシー感が。
抜栓直後で、この立ち上がりはなかなかのもの。
これからの変化への期待が高まる。

30分後。
やっぱり果実味、爆発(笑)。
でも酸味が生き生きとしているから、決してべたつかない。
香りはスパイシーなスモーキー感を甘さで丸めた感じ。
やはり、べたつかず、だらけ過ぎず、でもブドウの感じがムンムン。
カシスのような抜け感もあり、糖度がある割には凛としたさわやかさがある
口当たりはとても軽くてさらっとしているが、凝縮感がハンパない。
樹齢はそれほどいってないと思うけど、わずかにのようなサラサラ感もある。
とにかく、カラメルのような香ばしさがフワーッと広がるのがたまらない。
その余韻も長い。
これ、ブルーチーズとか塩気のあるこってりチーズなんかと合わせるといいかもね。

1時間後。
冷蔵庫でゆっくり冷やしてみたところ、香りはベリー系よりもタバコ系に(笑)。
甘い香りのハーブのようだ。
口に含むと・・・ああ、やっぱり果実味、炸裂!
味が引き締まって、かりっとした香ばしさがある。
上品なかりんとうのようです。
温度変化の中、あまりタンニンは感じないかな。

摘んだ実を一度陰干しして糖度を上げたとのこと。
ブドウって、こうも変化するものなんでしょうか。
酔いも手伝ってメロメロです。
お店のポップには「フルボディ」とあったけど、フルというには弱いかな??
でも、長時間にわたり、だれることなく、これでもかという果実味を投げかけてくる。
しかも余韻が長い。
これで¥1,000前半とは、めちゃコスパ良すぎる!
久しぶりに、大当たりのワインでした。
甘口が嫌いでなければ、ぜひぜひ味わってみて。
ホント、鳥肌だから(*^_^*)

2015年8月16日日曜日

VALDIVIESO 2013 CABERNET SAUVIGNON

生産者/Vina Valdivieso
エリア/Santiago(Central Valley), Chile
品種/Cabernet Sauvignon 100%
ランク/
輸入元/(株)モトックス
購入元/ふじの(多摩区)
価格/¥980



近所の酒屋で、¥980にして「フルボディ」とあり、購入。
チリでカベルネなら、さもありなんという気もする。
そのフルボディ感を検証。

冷蔵庫で冷やしてから抜栓。
カベルネの重たいスパイス感と、アルコール分がたちあがり、鉛筆の芯のような香りがする。
比較的明るめなルビー色。
味は、抜栓直後と冷えていることから、まだ固いがどすっとした感じはある。
さすがにカベルネ。
まずは酸味というところだが、酸味も強くは立ち上がらない。

10分後。
若干のベリー系と、タバコ?のような香りが出てきた。
タバコ臭は、おそらくそのうち樽の香りになってくる気がする。
酸味はそれほど強くないが後支えしっかりで、急激に表に出てきた渋みは重たくならない。
あ、よーーくくゆらすと、傾けたグラスの上のほうにうっすらバニラの香りが出てくる(笑)。
酸味と渋みのバランスは良いけど、まだ開いてくれない感じ。

30分後。
夏の室温で急激に緩んできた。
アルコールの揮発性の香りが強くなり、そこにベリー系の香りが乗ってきた。
が、香りはだんだん弱くなってくる傾向。
一方、味は安定度を増す。
確かにカベルネの力強さはある。
渋みも相当に出てくるが、おとなしいと思っていた酸味が大活躍で、味が荒ぶることがない。
かなりバランスは良いのだが、味の複雑さは弱いかな。


総じて!
がっつり系という意味では、確かにフルボディ。
バランス良く味もまとまってるし、それがなかなか揺るがない。
ただ、味の複雑みや変化を求めると、そこには至らない。
一本調子な質実剛健なワインです。
カベルネの力強さはグイッと引っ張り出されています。
どんな料理に合わせても負けるという感じがしない。
そういう意味では、使い勝手のよい、オールマイティなテーブルワインかも。

個人的には、チリ特有のブドウの甘さがもっと感じられれば良かったかな、と。

2015年7月17日金曜日

Mercedes Eguren Cabernet Sauvignon 2012

生産者/Bodegas Eguren S.A.
エリア/Rioja Alavesa
品種/Cabernet Sauvignon 100%
ランク/Vino de la Tierra Castilla
輸入元/(株)モトックス
購入元/ふじの(多摩区)
価格/¥1,250




近所の酒屋さんで、「ウナギに合う」とコピーがついていたワイン。
おそらく蒲焼など、濃いめの味に合わせてグーということだろう。
併せてフルボディ表示も購入のきっかけに。

さてさて、若干高めの温度にて抜栓直後。
一見、黒ブドウ? と思うほどに濃いオレンジ系の赤。
果実味たっぷりの香り。
グラスを傾けると、下のほうでスパイシーなピリピリとした香り。
上のほうで柔らかいフローラルな香りがする。
だが、鉛筆の芯のような香りが先に立つのは、きっとアルコール分だと思う。
ここまでわかるのは、リーデル・グラスのおかげね^^;
口に含んでみると、ジャムのような雰囲気。
酸味の活発さに押されながら、甘さがふわっと立ち上がる感じだ。

30分後。
ベリー系のジャムの香りがグラスいっぱいに。
テイストの余韻に香ばしさが出てくるようになった。
が、やはり高めの温度スタートのせいか、余韻に酸味が強く残り、しかも短い。
タンニンが強くないのも、許容温度を超えると酸味が躍り出てくる一因かも。
いったん冷やしてから再スタートとします。

1時間後。
冷やして再登場。
ベリー系ジャムの濃い香りの奥に、なめし皮のような香りが出てきた。
スパイス感もある。
ただ、抜栓直後ほど強くは香らない。
口に含むと、香ばしいロースト感があり、若木のフレッシュな苦々しさもある。
酸味はほどよく生き生きしていて、タンニンは強くない。
カベルネというよりは、テンプラニーリョの味に近い。
余韻は弱いが、酸味がロースト感を見送る感じ。


総じて、抜栓してからの時間が短くても立ち上がりよいワイン。
最初からふわっと甘く濃い果実味を思わせる。
はじけそうな若さと、若い勢いの力を感じるワイン。
これなら、確かに甘味を含んだたれ使用の蒲焼にも合うかな。
タンニンがそう強くないので、白焼きでもいけそうな感じ。

ただ残念なのは、味の複雑さに弱く、余韻が短い。
口が慣れてくると、だんだん水のような軽さを感じてしまうこと。
カベルネだと思って飲むと、溌剌とした酸味に拍子抜けする。
が、バランスは非常によいので、ブドウの出来次第でテイストが左右するのかも。
2012年は、コピー表示の「フルボディ」には届かない気がする。
瞬発ながらパンチもあり、食事との組み合わせの幅広さを考えれば、¥1000円台前半は悪くない。
バランスと、食事との応用力にコスパを見つけるという感じかと思います。

【追記】
3時間後。
余韻の短さは変わらないが、香ばしさは衰えず。
低飛行ではあるが、落ちるという感じが見られない。
太く短くが真情のワインであるらしい。
これ、パーティなんかに向いてるかも。

2015年5月31日日曜日

ILE LA FORGE Cabernet Sauvignon 2013

生産者/La Forge
エリア/Le Languedoc (Sud de France)
品種/Cabernet Sauvignon 100%
ランク/Pay's d'Oc / Indication Geographique Protegee
輸入元/(株)モトックス
購入元/ふじの(多摩区)
価格/¥1,480

しばらく遠ざかっていたけど、久しぶりのカベルネ。
地元の酒屋のワイン・アドバイザーのPOPコメント「フルボディ」が買うきっかけ。
期待していいんでしょうか?

一晩、冷蔵庫で冷やした状態で抜栓。
色、濃いです。深いルビー色。
かなり冷えているので香りはあまりないが、グラスの中で・・・焼いたイワシ?
と一瞬ビックリしたが、一般でいうタバコの香りかな(笑)。
最初の一口は、ビターな酸味が喉奥でする。
そうそう、まだ固いけど、カベルネの重さってこんなだったな。
温度を変化を、もうしばらく待ちます。

15分後。
タバコ臭、ガンガン(笑)。
だんだん酸味が活発化してきた。
酸味と一緒に、コントレックスみたいな味が口に広がる。
すごいミネラル感だな。
確かにフルボディというだけあって重厚感はあるが、15分ではまだ警戒して開いてくれない感じ。
これは肉ほしいな。

30分後。
タバコ臭に、胡椒の香りが加わり、追ってジャムのような甘い香りも。
6カ月オーク樽で熟成らしいが、樽香はそれほど強くない。
どちらかというと、口に含んでからオークを感じる気がする。
荒くれていた酸味がだんだん落ち着いてきた。
タンニンを感じるようになったが、思ったより柔らかい。
だけど、重い。
ただ、味に華々しさはなく、まだ固いなという印象。

1時間以上、経過。
今度はバニラっぽい香りがのってきた。
でも、口に含むと樽臭が強い、強い。
バニラの香りなかったら、木材かじったみたいな感じの香りも(笑)。
そしてカベルネの野太い味もしっかりでてきた。
最後、酸味とともに燻製のような香りが喉元で広がり余韻が長い。
(でもコレ、あまり私の好きな感じじゃないのよね)

総じていうなら、ゴツゴツとした重厚感があるワイン。
余韻は長いし、適温に向かっての変化もみられるし、上出来であることは確か。
お値段以上です。
ただね、カベルネのマイ・ブームが去ったからか、この無骨な感じがいただけない。
ミネラルがゴツゴツ、香りもタバコや燻製やらだし。
もうちょっと練れたところを味わいたかったな。
キープの仕方によっては、翌日もおいしくいただける、しっかりしたワインでした。

2015年5月20日水曜日

Barahonda Barrica 2012

生産者/Barahonda
エリア/Levante, Spain
品種/Monastrell 75%, Syrah 25%
ランク/Yecla, D.O.
輸入元/(株)モトックス
購入元/ふじの(多摩区)
価格/¥1,480

個展が終わって久しぶりに「味わう」ワイン。
近所の酒屋で、安いのにコメント「フルボディ」に惹かれてスペインの赤を購入。
聞けば、コスパ良し!とココで紹介した「CAMPO ARRIBA」と同ワイナリーの上のランクだとか。
期待できそうだ。

常温で抜栓。
常温といっても、すでに日中は25℃近く、夕刻になっても室内では20℃近い。
ボトルを握ってもひんやり感ない状態だ。

かなり深みのある濃さがありながら、重たさを感じないルビー色。
抜栓直後ということもあり、あまり香りは強くない。
墨汁のような香りの中に、ちょっとだけすっとするものを感じる程度。
口に含むと、お! これいいかも。
重たくはないが、これから華やぐお約束のブドウの甘さあり。
タンニンはそれほど強くなく、でもミネラル感は結構あると思う。
ただ温度が高いのかな。酸味が溌剌としすぎてる気がする。
まだ味の要素もバラバラだ。
よって、まずは冷蔵庫で冷えるのを待つ。

30分後。
少し冷えたところだが、樟脳に似た香りが先にきて、後から優しいベリー系が香る。
シラーのスパイシーさに香草の甘さがまじりあったような香りだ。
樽香ってより、ブドウ独自の香りじゃないかな。
「生きてます!」という感じの香りがする。
冷えると果実味がはっきり。
味は、シラーのスパイシーさがどっしりとした樹木を感じさせるが、重たさは感じない。
追ってさわやかな果実味が酸味とともにふわっと広がっていく感じ。
しかも、その酸味が時間とともに香ばしさを増してくるのが不思議。
若々しいフルーティさを感じながら、後から喉越しにバニラを感じる。
タンニンだってそこそこあるんだけど、どすっとした重たさがない。
重さはあるのに、常に軽やかで個性が時間とともに増してくる。
ベリーを煮詰めてだんだんジャムに近くなってくる感じだ。
これがモナストレルなの? 実に不思議です。

ドンときて、ふわっと広がりさっと散っていくというストーリーが口の中で展開する。
そして、余韻はほどよく長い。
まるで夏の打ち上げ花火のようなワインだ。
女性でいったら、大学卒業して数年のうち。
パワフルだけど、若くてさわやか。でも振り返りざまににっこり微笑みをふりまくような女性。
そう、このワインは女性だと思う。
そんなストーリー性のあるワインです。

やっぱりBarahondaはコスパめちゃ良しです!

2015年1月11日日曜日

ERMITA de SAN LORENZO Gran Reserva 2004

生産者/Artiga Fustel
エリア/Campo de Borja, Spain
品種/Garnacha 60%, Cabernet Sauvignon 40%
ランク/Campo de Borja, D.O.
輸入元/(株)モトックス
購入元/ふじの(多摩区)
価格/¥1,200


この輸入元のモトックスという会社は、価格を抑えながら上手にトレンドのテイストをチョイスしてくる会社だと思っている。
酒屋を覗いたら、珍しく2004年ものを発見。
スペインの2004年は当たり年だったはずだが、その割にお安い。
裏を見ればモトックス。
じゃあ買おう、ということでの1本。

冷蔵庫で少し冷やし気味にて抜栓。
グラスに注ぐと色は茶に近いオレンジ系のルビー。
ガルナッチャの色だ。
香りは赤いベリー系の甘さがあり、プラムのような酸味のあるジャムも連想させる。
寝かせる時間が長かった割には、樽の香りは強くない。
若干、カベルネの重い香りもある。
一口目、第一に感じたのはガルナッチャの爽やかな酸味。
そして、ドライな渋み。
まだ起きたてという感じかな。

15分後。
甘い香りが強くなってきた。
樽臭も出ているが、甘い香りを引き締める程度で強いものではない。
味は、最初にばらばらだった酸味と渋みがいい感じに寄り添ってきた。
沈みがちな渋みを酸味がぐっと持ち上げて走らせている感じ。
2004年の古さを感じさせないフルーティな味だ。
カベルネのブレンドだからか、タンニンは結構ある。
余韻はタンニンのイメージ。

45分後。
香りにスパイス感が広がってきた。
10年も寝かせてるのに、若い生木の皮をむいたときの香りを感じさせる。
生きている樹木の、さわやかなんだか苦々しいんだか困っちゃう香りだ(笑)。
カベルネの生々しさがむっくり起き上がってきたんだな。
ちょっとタバコのようなスモーキーな感じもある。
味もかなり練れて棘のないタンニンと角のない酸味のバランスが良い。
ガルナッチャの爽やかさがずっとキープされていて、上品なワインだと思う。

10年寝かして、この上品さ、かわいらしさだったら上出来のワインだと思う。
テイストの作り方は古典的だが、非常にスムースで飲みやすい。
ただ、昨今は数年寝かせただけでも、かなり個性的な味のワインが多く出回っている。
それを考えると、インパクトが弱いぶん、香りのあおり方に少し味は負けている感じがした(笑)。
敵を作らず、どんな料理にも合わせられるだろうが影が薄くなる可能性もある。
活きた酸味のあるワインが好きな方、古典的な味の作りが好きな方にはおすすめのワイン。¥1,200のお値段からすると、コスパよいはず。


※同じワイナリーから、1995年ものが¥2,600の値段がついています。
  要は、作りはしっかりしているということですね。
  間違いない!