2014年11月23日日曜日

House of Mandela Cabernet Sauvignon 2014

生産者/House of Mandela
エリア/Western Cape Province in South Africa
品種/Cabernet Sauvignon 100%
ランク/-
輸入元/(株)モトックス
購入元/ふじの(多摩区)
価格/¥980

すでにお亡くなりになったマンデラ氏の娘の一人が作るワイナリーのワイン。
マンデラ氏は崇高な理想をもって南アの政策に奔走したお方だ。
その嫁の一人がもつワイナリーの生産ワインで、スクリューキャップ。
Vカットのラベルは、マンデラTシャツを模写したデザインらしく、他の品種でも使われている。
南アワインについては、あまりよいイメージをもっていない。
だが、今回は安さに負けて、試しにカベルネを飲んでみる

冷蔵庫から冷えた状態で出して抜栓。
香りは、確実なカベルネの香りはあるが、それほど強く立ち上がってはこない。
温度の問題かな。
ちょっとタバコのようないぶした香りも交じっている。
一口目。プラムのような甘さを感じる。
お! 南アにしてはかなりいい。
遠ざけていた約10年弱のうちに、かなり育った感じがある。
さてさて、タンニンは結構あるようだが、角が取れている感じ。
甘さとあいまって、カラメルのような雰囲気だ。
いわゆる、今風の味。
酸味も溌剌としていて、余韻にさわやかさを加えている。
まだそれぞれのバランスが整っていない段階だというのに、かなりいい感じ。

15分後。
グラスにプラムの香りがいっぱいに広がってきた。
煮詰めたジャムの甘さを感じさせる香りだ。
味は、かなり酸味が先走りしているが、甘さと絡まってきてイキイキと。
喉元に香ばしさを残して下りてからの余韻が長い。
カベルネの重さやタンニンの尾の引き方よりはカラリとした味。
残り少なくなったところでグラスを大きく回してみると、グラスの下の方にタバコの香りが出てきた。
上のほうでは、ベリー系から少し花の香りに変わったような香りがする。

30分後。
小汗が落ち着きつつあるボトルから注ぐ。
香りに変化。
タバコにビターチョコのサラサラとした感じががし始める。
グラスの下の方で酸味とともになめし皮の香りが広がる。
だが、カベルネのずっしり感が出てきたのかな。
酸味が落ち着いてきて、タンニンが強くなってきているのか渋みが尾を引くようになった。
でも、相変わらず喉元ではカラメルのような香ばしさが残る。
余韻長し。

1時間後。
カベルネらしい、野性味のある香りが出ている。
私に言わせるとキャベツの芯のような野菜の生臭さだが、確実に生きている香り(笑)。
味はカラメルの香ばしさにベリー系の甘さを残しつつ、がっつり重たさを感じる。
本日、春菊とアンチョビとチーズたっぷりのパスタを合わせたが、ここまで重いなら肉だったな。
グラスから少し離れたところで花のような華やかな香りがする。
渋みが強くなった。
余韻にビターチョコのサラサラ感が残る。
酸味が尖ってきた感じもするのは、安いからだろな。
それでも相割らず余韻長し。
ただ、私的には、抜栓時の溌剌とした酸味のほうが良かったかな。

最終的には、舌の上で最後にバニラの香りを残すワインとなった。
喉元ではカラメルのような香ばしさを残す。
酸味の立ち上がり方の変化で、時間とともに表情を変える。
早い時点で、ベリー系から花の香りと変化した。
しかし、最終的にはなめし皮のカベルネらしい素顔を見せたワイン。
ただし、熟成の短さからか、香りの変化はそう長くは味わえない。

温度が緩みすぎると香りも味も急激に崩れ始めるので、温度管理に注意。
抜栓したら飲みきる感じで、時間変化を味わうというワインだと思う。

ちなみに、ネルソン・マンデラ氏は、自分の名前や顔写真のコマーシャル使用を拒否。
特にタバコやアルコールの販売への使用をご法度としている。
マンデラ基金は、このワインのネーミング使用についても報告は受けていないらしい。
現在、マンデラ遺族は、遺産と商標利用の既得権などを巡って泥仕合状態。
そんな中で、このワインはマンデラ氏の嫁の一人とその娘が立ち上げたそうだ。
一夫多妻の国だけに、骨肉の争いが始まっているという噂も。

マンデラ氏の理念が汚れきる前に飲むことをお勧めする。

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