2014年9月23日火曜日

Gamma Organic Syrah Reserva

生産者/V.E.S.A
エリア/Rapel Valley, Chile
品種/Syrah 100%
ランク/Table wine
輸入元/(株)モトックス
購入元/ふじの
価格/¥1,000(2014.9.23時点)


チリ産のオーガニックワイン。
スクリューキャップながら、ポップ広告には「フルボディ」。
しかも店頭では、税込¥1,000。
その力量に興味をもって購入。

常温にて抜栓。
色はミチッと濃いルビー色。
鉛筆の芯のような揮発臭、胡椒のようなスパイス、奥から煮詰まった赤いベリーの香り。
樽のかおりかな? 木の匂いもする。
シラーだけあり、だんだんスパイスの香りが力強く立ち上がってくる。
口に含むと・・・ドロッと濃い! ドスコイ系です。
チリ産らしい、ミチミチとした凝縮感がある。
とにかく濃いんだが、タンニンが重ったるいわけではない。
酸味もあるが、刺々しくもない。
常温だし、まだ開けたばかりで眠たい感じ。
かなり期待できそうだが、まずはいったん冷やしてみよう。

15分後。
気が短いので、冷え切るのを待てずに2杯目突入。
ちょっとコーヒーの香りが出てきたが、アルコールが勝っていて、やはり鉛筆の芯の香り(笑)。
たぶん、これは樽の香りになるんだと思う。
追って、カシスかな? すっとした香りがあって、後にシラーのスパイシーさがゆっくり広がる。
グラスの上層部分は赤いベリー系のまったりとした香りがカバー。
味は、抜栓直後のドロッと感がなくなり、開放された酸味がさわやか。
しかし、タンニンはしっかり。
舌の上ではスパイシーなテイスト全開です。
でも、まだちょっと味が意地悪なんだよなぁ(笑)。
スパイス感で個性を主張するんだけど、喉元からは酸味が立ち上がってくる。
余韻は長いんだけど単調。
個性バラバラじゃなくて、もうちょっと味のバランスがほしいよな。
いったんグイッと味を落ち着かせる必要があるかも。
ということ、さらに冷やしてみよう。
2杯目グラス最後のあたりで、バニラ臭と炒って湯が通ったコーヒー豆の香りが強くあった。
これ、オーガニック系に多い香りだよね。
でもね、これらの香り、私の鼻じゃ普通のグラスだとだめなんだ。
リーデルグラスでほんと良かった。
 

40分後。
いいですねえ~、こりっとした甘味が見えてきました。
香りにも、味にも。
ただ、このワインは冷えすぎるとタンニンがにがにがしてくるのかな。
温度が上がってくると、タンニンも丸くなり、シラーのスパイス感をゆっくり味わえるようになる。
甘い香りとスパイス感がいい塩梅で広がりつつ、酸味が余韻を長く引っ張る感じ。

このワイン、オーガニック系に多い、土臭さもほとんどない。
だけど、ブドウの木の生の香りを上手に組み込んでいると思います。
温度変化のはしばしで、シラーの個性とオーガニックの生もの臭さが顔を出す。
それらのバランスを味わうワインでしょうか。
温度は、冷やしたところから、上がっていく過程を楽しむのがグーかしら。
合わせるなら、肉でも濃いソース系、まったりトマトソースの煮込みなんてのにも負けないかも。


翌日。
冷蔵庫から出し、冷えた状態で飲む。
当然、香りも味も硬いまま。
しばらくして温度が上がってくると、グラスからふわーっとコーヒーの香りが立ってきた。
若干ベリー系の甘さも含んでいる。
温度が緩くなるにつれ、スパイス感もはじけてきた。
珈琲の香りとあいまって、ビターチョコみたいだ。
味は、昨日よりタンニンがどっすり出てきた感じ。
肉がほしくなるぐらい。
初日よりもかなりしっかり感が出てきた気がします。
これがフルボディという所以でしょうか。
ただ、酸味よりもかなりタンニンが勝るので、いかつい味になった気もする。
このワイン、個人的には、一気に初日にワイワイあけてしまうほうが好き。

2014年9月20日土曜日

BORSAO Clasico Tinto 2013

生産者/Bodegas Borsao
エリア/Campo de Borja, Spain
品種/Garnacha 70%、Cabernet Sauvignon 20%、Tempranillo 10%
ランク/Denominación de Origen
輸入元/メルシャン(株)
購入元/小田急OX
価格/¥855(2014.9.19時点)


深夜帰り。ワインを飲みたいが酒屋は閉店。
慌ててスーパーに滑り込んで、一番近い棚からつかんで買ったワイン。
スクリューキャップのスペインもん。
メルシャンは好きではないのだが、ラベルに貼られた「ロバート・パーカー絶賛」に惹かれて購入。

適温に近い常温にて抜栓。
色は紫がかった深いルビー色。
グラスに注ぐと、すぐに赤いベリー系の香りが広がってきた。
立ち上がりが良さそうだ。
口に含むと期待にたがわず、ベリー系の爽やかさを感じる。
タンニンはそれほど感じない。
酸味も溌剌としていてフレッシュだ。

10分後。
香りに、スパイシーな樽香が出てきた。
うっすらだが、なめし皮のような? タバコのような? そんな香りも交じっている。
喉を降りてから、舌の上にタンニンが鎮座するような後味を残すようになった。
でも、イガイガしない非常にまろやかなタンニン。
強い特徴や品種のクセなどはないが、タンニン、酸味、甘味のバランスが非常に良い。
そして、相変わらず酸味ハツラツで味がダレてこない。
おそらくどんな料理にも合う、敵を作らない味だ。

30分後。
温度が上がってきたのか、甘い香りがグラスから漏れ出るほど。
と同時に、これが樽香なんだろうか、タバコのような香りも強くなってきた。
味は、走り出そうとする甘味を上手に酸味が押さえている感じ。
タンニンは相変わらず穏やかで丸い。
温度変化にも強いワインではなかろうか。
ここで、いったん冷蔵庫で冷やしてみる。

1時間後。
良いです。
冷やしてみたら甘味がキュッと引き締まって、さらに味にも香りにもスパイス感もできてた。
私は若干冷やしていただくほうが好きです。
これはいい、美味いぞ!
メルシャン嫌いだったけど、これはいけてる。
だって、¥1,000切ってて、このフレンドリーで優しい味わいは良い。
お得感もかなり手伝って、パーカー氏じゃなくても絶賛です。
テーブルワインとしては、合わせ勝手もよく幅広く楽しめると思います。

価格も味覚も「いつも一緒」なワインでした。

1日後。
冷蔵庫から冷やしきった状態で飲む。
冷やしきると、タンニンの苦々しさが最初に出てくる。
が、温度が上がるにつれ、昨日よりも香りや味が濃くなった状態で顔を見せる。
これは大変お得なワインだわん。

2014年9月16日火曜日

Haute Red Pinot Noir 2011

生産者/Delicato Family Vineyards
エリア/California(U.S.A.)
品種/Pinot Noir 81%、Rubaiyat4.1%、Syrah3.8%、Petite Syrah2.2%、Sangiovese1.5%
        and others
ランク/Table wine
輸入元/(株)モトックス
購入元/ふじの
価格/¥1,080(2014.9.16時点)


シラーを探していたら、酒屋の店主から、
「ピノ、どうですか? これ生産終了なんです」
とささやかれて、ピノにしちゃお手頃価格だしと買ってしまったワイン。
以前に購入して美味しかったジンファンデル種と同じグループの作り手だとか。
正直なところ、酸味の強いワインは苦手だが、酸味を制してこそ本物のワイン飲み。
モノホン目指して勉強すべく購入。

さて、冷蔵庫でちょっと落ち着かせようと、若干冷やして抜栓。
んーー、冷やし足りなかったかな?
アルコール臭が強く、第一アロマはマジックの香りがする。
要するに揮発性のある香り。
色はガーネット。オレンジに転んだ女性らしい色だ。
口にふくむと、当然ながら酸味の強さが第一印象。
そして、奥から栗のような椎茸のような(笑)ころんとした香りが追ってくる感じ。
だが、まだ正体は不明。
ゆっくりと飲み進めるうちに、果実味も強く出てきた。
そうそう、このグループの作り手のジンファンデルも香ばしい甘さがあったんだよね。
糖度じゃなくて、香りの甘さがさ。
香りにはバニラの感じが立ち上がってきた。
よし、もうちょっと冷やしてみて温度による味の変化を見てみよう。
抜栓状態で、そのまま冷蔵庫でしばし冷やす。

30分後。
香りにベリー赤系の香りが強く立ち上がってきた。
マジックのような揮発臭の中にナッツのような感じがある。
口に含むと酸味はそれほど感じず、どちらかというと香ばしい甘さが広がる。
まるでジンファンデルのような華やかさ。
が、溌剌とした爽やかさは、しっかりと活きた酸味がある証拠だ。
イチゴジャムのような優しい甘味のある酸味。
爽やかさに転ぶだけじゃないのは、シラーのスパイス感が下支えしてるからじゃないかな。
タンニンもあるけど、それほど強く感じられず、酸味と一緒にスキップして軽やか(笑)。
スパイシーな香りもだんだん出てくる。
これね、肉だったらカモとかいいかも(洒落じゃなくて)。
パスタだったら濃いトマトソースかな。
このピノ、たぶん翌日にもまだ変化するだろな。
様子を見るべし。

軽やかなんだけど、コクがあって、トレンドの甘味も感じられるワイン。
これが、ピノにして1,000円ちょっとで買えるのはお値打ち!
近所の酒屋さんに数本だけだった。
後日、時間があったら大人買いしてしまおう(笑)。

翌日。
冷蔵庫から冷やした状態で飲む。
香りは昨日のほうが華やかだったかな。
青りんごのような揮発性の香りの中に、ナッツの香りがまじりあっている。
あれ? 何の香り? と嗅いでいるうちに酔いそう(笑)。
味は一晩たって格段よくなった。
香ばしい果実味の凝縮感がある。
それを引き立てる酸味もしっかりしているので、味がダレてこない。
常に元気ハツラツ(笑)。
これは確かにお買い得。
ワインアドバイザーの店員さんの言うこときいて正解なワインでした。