2014年7月30日水曜日

FOUNDSTONE 2013

生産者/Berton Vineyard
エリア/Barossa Valley(Australia)
品種/Syrah, Ruby Cabernet, Merlot
ランク/Table wine
輸入元/(株)モトックス
購入元/ふじの
価格/¥980(2014.7.30時点)


¥1,000を切った価格にして「フルボディ」とあったので購入。
久々のワインブログ。

冷蔵庫にて、冷やしてから抜栓。
濃いベルベット色。
ルビー・カベルネを使っていても、黒ブドウと言われるシラーの濃さはしっかり出ている。
冷やし過ぎたのか、最初はアルコールの揮発と思われる香りばかり。
温度が若干あがりつつあるところで、タバコの香りがした。
これまで感じたことがないくらいハッキリとしたタバコ臭!
冷やし過ぎたせいか、ちょっと酸味も強く出てきている。
ということで、チーズなどで口を練れさせながら温度が緩むのを待つ。

15分ほどして、再トライ。
先ほどのタバコ臭が、スモーク系の香りに変化。
オーク系樽というほどではないが、燻製チップのような香りがする。
追って花のような香りが薄っすら出てくる。
酸味はほどほどに落ち着いた。
さらりとした口当たりで、タンニンはそれほど強く表に出てこない。
少しずつシラーのスパイス感が、いい感じにはじけてきた。

ワインって、グラスの中で花開くものと、ボトルの中で七変化するものがあると思う。
このワインは、ボトルで変化するような気がする。
現在、ボトルはしっかり汗をかいて、温度も適温になった模様。

そこで、1杯目を流し込んで、2杯目に。
タバコ臭と思ったものが、さらさらとした胡椒系のスパイス感になった気がする。
プラムのような香りも出てきた。
口にふくむと舌の上では香ばしい甘味が広がりながら、喉ごしは胡椒のようなピリリ感。
ルビー・カベルネがかなり効いているのか、酸味は強い。
だから、オイルの強いパスタから肉料理まで幅広く対応できるワインだと思う。
んで、なぜかこのワインを飲んでいると腹が減る(笑)。
肉、食べたい。

そして1時間経過。
やっと出てまいりました、メルローちゃん。
スパイシーなシラーの香りを残しつつ、墨汁のような香りもしてきた。
メルローの練れた柔らかいタンニンの底力で余韻を作っている感じです。
ただ、酸味はずーーーっとあります。

総じて!
このワイン、ボトルに複雑味がつまっていて、時間とともに変化する。
一貫して、一定の酸味は感じるが、それをベースにシラーやメルローの特徴が表れるワイン。
シラーの表情が早く立ち上がってくるが、徐々にメルローのまろやかさが加わる。
肉系ガッツリから油の強い食事をしながら、デザートまで引っ張れるワインだと思う。

ただ、個人的には、酸味はもっと弱くてケッコウです。
シラーのサラサラとしたスパイス感でまとめてほしかった。
味の複雑さでフルボディとなっているのか?
確かに味は変化するが、深みという点において、私は「フルボディ」を引き出せませんでした。
¥1,000以下なので、まあ良しとしようかなって感じ。

【翌日】
冷蔵庫で保存したものを飲む。
昨日よりも味が落ち着いてきた気がする。
冷やし気味でもカリリとした甘味を含む果実味が感じられる。
でも、やはり酸味がつっかかってくるかなぁ。
すっぱくなった酸味ではないし、果実味もあるし、タンニンも練れている。
温度帯ではスパイシーな個性も見せる。
でも、それぞれの個性が強くあってもバランスの良いポイントがなかなか見つからない。
そのポイントが温度管理で壊れちゃったんじゃないかな。
また別の機会に試したいワインではある。

【3日目】
残ったものを片づけようと、冷蔵庫の温度から飲み始める。
驚いたことに、ずいぶんと練れた味になってきた。
とんがった酸味はぐっと落ち着き、香ばしい果実味が広がる。
香りにも赤いベリー系の香りが出てきた。
温度が上がってくると、舌の上でサラサラとして僅かにビターチョコの味も。
これは驚きの大変化。
だけど、まさか3日目にこんな味になるとは思わないよねぇ。
この変化、ぜひぜひ他の方にも試していただきたい。